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自閉圏にこにこママのブログ♪ 

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Category: 療育方法

発達について 

2018/10/02 Tue.

「発達障害の原因と発症メカニズム」

黒田洋一郎
木村ー黒田淳子

河出書房新社



抜粋させていただきました。

「実際に、子どもの脳での発達の全行程のプラン(遺伝子による設計図)は、個人差はあるにしろ、大枠は決まっているはずである。しかしヒトの胎児、乳児、小児の脳の中で、いつどのように、どの部分が発達しているのかは、大まかなレベルでもごく一部しか分かっていない。
 自閉症、ADHDなどの発達障害の脳神経科学の研究が大幅に遅れたのは、マクロな研究の基礎となるヒト脳の発達課程がまだほとんど分かっていないためである。実験動物の培養した組織や細胞でわかる細かなプロセスは、第5章で示したようにある程度わかっているが、組織レベル、ことにある行動や能力をになう多くの機能神経回路が実際の脳内で、いつ、どのようにできあがるかのデータは少なく、普通の教科書的な本ではまったくといっていいほど、ふれられていない。


ーーー

第一エポックは睡眠.覚醒の概日リズムの成立以前で、脳はまだ各部分が独立して活動することが可能で局所の神経回路が微調整される。
 第二エポックはの主体は、全身の脱力がREM睡眠中に限られるようになる四ヶ月頃の時期で、これにより脳全体が統合された働きをするようになり、脳全体でのシナプス形成が盛んになり、各種の感覚運動統合機能や認知機能の基礎ができる。この辺りの時期に母子関係の確立があり、統合された機構の完成で「ハイハイ」運動ができるようになる。
瀬川は自閉症児の臨床観察から、発達のトラブルはセロトニン系の異常と共にドーパミン系の異常が重なり、睡眠.覚醒の概日パターンの成立の遅れがおこり、母子関係などの社会性の発達の基礎がうまく行かないことや、「ハイハイ」行動の異常が起きるとしている。睡眠が記憶の長期保存に重要という研究も関係があろう。睡眠パターンや「ハイハイ」行動は母親などの【養育者】でも観察しやすい指標で、早期発見に役立つので、第10章で再び触れる。

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純系の実験動物を使っているにもかかわらず、観察項目の値の一匹一匹のバラツキが大きく、個体差が目立つ場合があるらしい。純系の実験動物でさえそうなのだから、遺伝子背景の個体差がはるかに大きいヒトでは、母親がてんかん症状を抑えるために同じようにパルブロ酸を飲んだとしても、生まれた子が自閉症になったり、ならなかったり、他の症状や能力低下が出たり出なかったり、たまには特別な能力が普通より高くなる、のは当然であろう。」


続きはまた今度書きます。
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